美容業界には、美容師をはじめヘアメイクアーティストやネイリストといったさまざまな職業があり、いずれも美容に関する知識や技術を学ぶ必要があります。
大阪や東京には美容専門学校が数多くあり、学校によってカリキュラムの違いはありますが、美容師になって仕事する際に必要な基礎を学ぶことができます。大阪に限らず美容専門学校では、美容師資格の取得のために学科授業と実習事業の必修事業を昼間部の場合には、トータルで1、400時間以上履修しなくてはなりません。学科授業は、理美容に関する法令などの関係法規や公衆衛生および感染症といった衛生管理をはじめ、ヘアスタイルの歴史などの文化論や美容業に関わる運営管理などです。実習授業では、カッティングやセッティングなどのほか、学校によっては着付けやネイルなども学べます。
多くの美容専門学校では、国家試験の項目となっていることをメインとして授業を行なっているため、実習授業においては体験学習程度となっています。昼間部では、カットやメイクなど多岐にわたる授業を1年目に全員が受け、2年目になると自分の興味のある専門分野を選んで学ぶことが一般的です。選択した授業だけでなく、国家試験対策用の必須科目があることを忘れてはいけません。
夜間部は夕方からの授業で国家試験に向けた授業がメインとなっていて、昼間部よりも簡素化した授業を行なっている学校もあります。通信制は既に美容院やサロンなどで見習いとして働いている場合には3年間で300時間、それ以外の場合には600時間のカリキュラムを修了して、国家試験を受けることになります。また、大阪や東京などの都心部にある大手企業の美容専門学校では、授業のほかにも文化祭やヘアショーなどのイベントを開催しているところもありますので、キャンパスライフを楽しめるでしょう。